新宿御苑前リワークセンター｜当センターからのお知らせ

リワークで学ぶコミュニケーション

新宿御苑前リワークセンターでは、コミュニケーションのグループワークのひとつとして、「アサーション・トレーニング」というプログラムがあります。最近、参加メンバーの間では「非言語」というキーワードがよく出てきます。「言葉は丁寧だけど、語尾に怒りのようなものを感じた」などのフィードバックもみられ、言語のみでなく非言語も意識しながらコミュニケーションの練習をしています。 ところで、職場での信頼関係が崩れると人間関係が大きなストレスになり休職なってしまうことも多いです。コミュニケーションが重要になりますが、伝える言葉だけ考えればよいかというとそうでもありません。たとえば「すべての人に認められなくてはならない」というような信念（考え方）があると、過度に嫌われることを怖れコミュニケーション自体を避けてしまいます。また、現代は個人や多様性を大切にした時代です。自分と他者は異なるものという境界線の感覚を前提としたコミュニケーションが求められます。コミュニケーションスキルの習得にはなかなか難しいところがあります。知識はもちろん技能や態度、そして感覚も重要になります。 新宿御苑前リワークセンターで学ぶコミュニケーションとして、全体像を把握する「コミュニケーション概論」、基本となる、聴くための「傾聴」、伝えるための「アサーション」、考え方の「認知行動療法」があります。ビジネスの実践向けには「ビジネスコミュニケーション」があります。講座で知識を学び、集団でのロールプレイやグループワークでの実践を通して、それぞれの人のペースにあわせスモールステップで習得していきます。また、個人の問題は個人作業と個人面談で学んでいきます。このようにリワークではトータルにコミュニケーションを学べる環境を提供し、参加者が職場で信頼関係を築き維持しながら働けるようにしています。