『自主的な訓練とリワーク利用との違い』2023.1.20
皆様こんにちは。このブログを読んでいる方の中には、「図書館などで自主的に訓練をするか、リワークを利用するか」で迷っている方もおられるかと思います。本日は、その違いについてお伝えいたします。
まず、休職された方が自宅療養することで、ある程度体力が回復します。しかしそれは日常生活が送れるレベルでの回復であり、業務負荷に耐えられるほどではないと言われています。そのため、ある程度の負荷を受けながら、職場に近い環境で訓練を行う必要があるのですが、リワークの環境は、なるべく職場に近いものになるよう設計されています。
また、体力が回復しても、“困りごと”につながるような働き方自体が変わらなければ、同じ悪循環を繰り返す可能性があります。リワークでは、ご自分の対人関係のあり方や、業務の進め方について、第三者の視点も交えながら検討することが出来ますので、1人では難しい働き方の見直しが出来るのも利点です。
何より、利用者様を見ておりますと、“同じ「休職」という体験をした仲間と思いを共有できる場そのもの”に意味があると実感します。
自宅療養からいきなり会社に戻るのは環境のギャップが大きいと思いますので、その橋渡しとして、リワークも選択肢の一つに加えていただければと思います。ご自分の状態や性格と照らし合わせ、どんな訓練が適しているかは、主治医の先生と相談なさってみてください。リワークの見学相談は随時実施しておりますので、ご興味をお持ちの方はぜひご連絡ください。
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当院クリニックの情報
- 所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿2-1-1 白鳥ビル2F
- 電話番号:03-4405-6946(リワーク直通、10:00~18:00)
- リワークは毎週月~金(10:00~16:00)でプログラムを行っております。
- 見学相談は、16:20から1時間程度、HPでも、お電話からでもご予約いただけます。
- 見学相談は、人事などご本人様でなくともご参加いただけます。
- リワークは、当院にお罹りでない方でもご利用いただけます。