冬のおとずれ
こんにちは。秋も深まり、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
ところで、みなさんは二十四節気をご存知ですか?天気予報で聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。
二十四節気とは太陰暦を使用していた時代に季節を表すための工夫として考え出されたものです。太陽の動きをもとに1年を24等分し、その区切られた期間に名前がついています。季節を知るよりどころでもあり、天候や生き物の様子を表す名前が多く、今でも行事や時候の挨拶などに使われています。
11月7日は立冬です。この日から立春の前日までが冬とされています。日が短くなり、時雨が降る時期です。このところ日が暮れるのが早くなったと感じられている方も多いと思います。ちなみに、11月7日の日の出は6時8分、日の入りは16時41分です。6月の夏至のころは19時でも明るかったことを考えるとずいぶん短くなっていますね。
日照時間が短くなることで「冬季うつ」が多くなるといわれています。冬は夜の時間が長くなるので、太陽光を浴びる時間が減ってしまいます。光を浴びる時間が減ることでセロトニンやメラトニンというホルモンがうまく働かなくなります。
セロトニンは気分の安定をはかり、自律神経のバランスを調整する働きをしています。
セロトニンが不足すると身体・精神の両面に影響し、疲れやすい、ぼーっとする、やる気が出ないなどうつ症状を引き起こします。
一方、メラトニンは、睡眠や生体リズムの調整をするホルモンです。メラトニンが不足すると質の良い睡眠がとれなくなり、生活リズムも乱れて体調不良に陥ってしまいます。
朝起きて太陽光を浴びることでメラトニンの分泌が止まり、セロトニンの働きが活性化します。夜になって暗くなるとメラトニンが分泌され、睡眠を促します。セロトニンとメラトニンは互いに影響しあっていて、セロトニンがしっかり分泌されないとメラトニンの働きも鈍くなってしまいます。
セロトニンを増やすには、朝起きて太陽光をしっかり浴びることが大切です。日照時間の短い冬場こそ、意識して寒さに負けずに外に出てみましょう。
街路樹もだんだん色づいてきました。外に出ると様々な発見もあるかと思います。都会の喧騒の中にも季節の移り変わりを感じられる、そんなゆとりのある生活をしていきたいものですね。
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